
2018年3月 「東京で四万十 いのちの仕舞い」の上映&トークショーを溝渕雅幸監督と一緒にさせてもらった際に新宿区の大龍寺の太田賢孝さんが10代の息子さんと来てくれました
その後、太田賢孝ご住職が11月10日にご自分のお寺で上映をされることになりました
その訳を初めて知って、まさにおばあさまからのいのちの受け継ぎだなと思ったのでシェアさせてもらいました
四万十 いのちの仕舞い上映
11月10日(土) 14時~ 大龍寺様にて
〒162-0053 東京都 新宿区原町2丁目62 03-3203-8394
太田ご住職の文を読んでみてください
*****ここからは太田賢孝ご住職の文です******
この話は、たぶん昭和20年代だと思います。
私の祖母は、終戦直後にお寺の住職だった夫を亡くして、7人の子育てをしつつ、空襲で全焼したお寺の復興に精力を傾けていたそうです。
加えて、地元町会や子供たちの学校でも一仕事を担っていたそうで、ある時は、境内の植木にロープを渡して、そこに白いシーツを張って、近所の子供たちを集めて映画上映をしていたこともあったそうです。
今の大龍寺は、戦後の大龍寺を牽引していたこの祖母が蒔いてくれた種によって支えられていると感じることもしばしばです。
今回、このようなきちんとした映画を、監督やプロダクションに申し込みをして自主上映会を開催させていただくのは初めてなのですが、実務上わかっていない点も多々あると思いますが、祖母が何を考え、何をしたくて映画会を開催していたのか、思いを馳せながら、この一歩を進めることが今回の私の課題と思っています。
★開催に当たり各種提案、準備のご指南、当日のお手伝いなど関わっていただける方は、メッセージお願い致します

イオンシネマでの上映&トークショー
四万十いのちの仕舞い
◆イオンシネマ近江八幡(滋賀県)
・9/28(金)溝渕雅幸監督
・9/30(日)細井順医師(いのちがいちばん輝く日出演)
・10/4(木)溝渕監督・細井順医師
◆イオンシネマ津(三重県)
・9/29(土)溝渕監督・亀山若手僧侶の会 sanga
・9/30(日)亀山若手僧侶の会 sanga・洲上雅子さん(グリーフケア雅漣代表)
◆イオンシネマ福岡(福岡県)
・9/30(日)溝渕雅幸監督
・10/1(月)溝渕雅幸監督
サードラン
更に全国に広がります
9月30日、10月4日は、第一作目 映画「いのちがいちばん輝く日」のホスピスがある近江八幡で、映画に出演された細井順ドクターがトークをされます
四万十 いのちの仕舞い お礼
四万十 いのちの仕舞い お礼 イオンシネマ和歌山での上映が終わりました チラシを配ってくれたり、ポスターを貼ってくれたり、会で予告編を流してくださったり、新聞紙面に載せてくださったり、それぞれの形でのご協力をしてくださった方、各新聞社 テレビ和歌山 和歌山放送の皆様本当にありがとうございました
和歌山で上映するとことが決まったとき、どうやってみなさんにお伝えしていいのかわからず、自分の無力さを目の当たりにしました
前作の映画「いのちがいちばん輝く日」から一緒にトークショーをさせてもらってきました
無償でもお手伝いしたい、動きたくなる映画や監督、スタッフさん達なのだとしみじみ思います
でも私は人に何かを勧めるのがすごく苦手なのです💦
ごく親しい人にだけお願いをして行動力のない自分を目の当たりにしていたころ、ありがたいことに、その姿を見て周りの方々がそれぞれの形で手伝ってくれました
「チラシ配るからね」「知り合いのお店に置いてもらったよ」「ポスターを貼ります」「駅においてもらうから」「色々な会で配るから」「会社に置くから」と色々な方が動き始めてくれました
「うちでする講演会で、講演の前に予告編を流したらいい そして順ちゃんが映画のことをみんなに紹介したらいい」と仰ってくれる方まで
有り難すぎて泣きそうになりました
全国でのロードショーが始まって最も忙しい中溝渕雅幸監督とプロデューサー藤原福次さんはその会のかたに御礼に言いに和歌山まで来るという流れにも
みんなが動いてくれたのは、損か得かやお金ではないものでした
誰かが動いて、また次の人が動いてくれました
トークショー24日は和歌山で在宅の看取りをされている紀の川市の坂口内科 院長 坂口健太郎先生が無償で出演してくれました
初日6月23日人がきてくださるのだろうかと、とても心配でしたが、イオンシネマ和歌山に沢山の方々がお越しくださいました
24日は満席近くお越しくださいました
イオンシネマ和歌山総支配人 平野茂樹様がとても尽力してくださいました
最終日に総支配人にお礼のメールを送らせていただくと
「こんなにも、一つの作品を”応援する方”が、いらっしゃる中での興行は、はじめての経験でございました。」という嬉しいお言葉を平野茂樹様よりいただきました
四万十に特別な思いがある方が23日には奥様が24日にはご夫妻できてくれたことも胸がいっぱいになりました
損か得か、お金で動くのではなく人を通してみんなが繋がっていく映画
お一人おひとりに御礼を言わなくてはいけないところ失礼します
四万十 いのちの仕舞いはこれからも、様々な方々のお心を乗せて全国に更に広がっていきます
お礼を込めて
(みなさんからいただいた写真です 映っていない方々ごめんなさい)
















明日5日(木)がラストになります
「四万十 いのちの仕舞い」
好評につき期間延長となりましたが、ついに明日5日がラストです
イオンシネマ和歌山 12時10分 19時20分
今日2日(月)も溝渕雅幸監督 舞台挨拶決定‼️🎉
(イオンシネマ和歌山さんのページより)
大ヒット記念といたしまして、トークショーつき上映を急遽、追加開催いたします。
この機会に、是非劇場にお越し下さいませ7/2(月) ひる12:10の回

・7/2(月)12:10/19:20
・7/3(火)12:10/19:20
・7/4(水)12:10/19:20
・7/5(木)12:10/19:20
◆問い合わせはイオンシネマ和歌山さんへ
(TEL:073-456-5055)
本日も1700円が1100円です😍
あと4日間になりました
後で「観たかったけれど終わったんだ~💦」
と言うよりはイオンシネマ和歌山へ🏃🏃🏃🏃🏃
1日(日)お越しくださった方々ありがとうございました
終わってからロビー和やかな雰囲気でした🐼
情報を毎日更新してくださるイオンシネマ和歌山さん
ありがとうございます

イオンシネマ和歌山の入り口に四万十 いのちの仕舞いの看板を置いてくれました
こまめに更新してくださいました

溝渕雅幸監督 総支配人 平野茂樹様


今回大活躍してくださった イオンシネマ和歌山 総支配人 平野茂樹様
お願いして一緒に撮ってもらいました(^^♪

監督との舞台挨拶


2日も1100円ですよ~
生まれたら死ぬ単純なことながら
しあわせと思えたら、それがしあわせ どちらも小笠原望先生の言葉です
人と人を繋いでいく映画 和歌山での上映中にもいろいろな方々のドラマがありました
決して死は悲しみだけではなく、今 生きることを感じ、いのちを繋いでいく
そういう気がします



私の著書【ガンが病気じゃなくなったとき】 の出版社 青海社(せいかいしゃ)の社長 工藤良治さん、久美子さん夫妻が新宿ケイズシネマに【四万十 いのちの仕舞い】を観にきてくれ、緩和ケアプラスに丁寧に書いてくれました
素敵な文章だったのでUPさせていただきます
工藤良治さん、久美子さんに久しぶりにお会いできて本当に良かったです
本を通して出会えたハートの温かい信頼のできる素敵なご夫妻です

緩和ケアプラス
昨年の『緩和ケア』9月号(27巻5号)のBook Selectionで『診療所の窓辺から―いのちを抱きしめる、四万十川のほとりにて』(小笠原望著、ナカニシヤ出版)を紹介した。
帯には、柏木哲夫先生が「小笠原医師が抱きしめた患者さんのいのちの記録。
ちりばめられた川柳がこころを打つ」の言葉を寄せられている。
それから半年して小笠原望医師のドキュメンタリー映画を観ることになろうとは想像もしなかった。
ドキュメンタリー映画 『四万十・いのちの仕舞』(溝渕雅幸監)では四万十の在宅の人たち、施設の人たちの日常の「生」がたんたんと撮られていく。
病気になった身内を気遣う家族、患者さんと長い付き合いの小笠原医師、その光景をつつんで四万十の田畑、山、川の春・夏・秋・冬が通り過ぎていく。映画に出てくる日常の「生」と「活」をえがいているが、もしかして作為のない“超日常”のように思えた。
映画で特に惹かれたのは、時折入るナレーションが現場の迫真性を伴っているところだ。プロのナレータではなさそうだということだ。
「もしかして声は小笠原医師?」と一緒に行った人に小さい声で尋ねた。
映画が終わり、溝渕監督と岩崎順子さんとのミニトークショーがあった。
岩崎さんは、著書『ガンが病気じゃなくなったとき』で夫の在宅での看取りを経験している。溝渕監督は、看取りは最後の場面ではなく、日ごろから始まっていると感じるそうである。岩崎さんは、夫の死から家族に目に見えない宝物をいただいたと、その経験を話された。
映画のモチーフになり、『四万十のゲリラ医者走る! いのちの仕舞』(小笠原望著、春陽堂)の表紙になっている四万十川に架かる赤い鉄橋。左右両端のどちらが生か死か定かでないが、中を流れる四万十は生だろうなと思った。
新宿のケイズシネマで監督とトークショーをしました
5日 宮沢宏さんが来てくれました
宮沢宏さんとは、カンボジアでスナーダイ・クマエ孤児院をしているメアス博子ちゃんを通して出会いました
一度お目にかかれたらと思っていたら、映画四万十、いのちの仕舞で出会うことができました
宮沢宏さんがFBページに書いてくれました
今日は『四万十~いのちの仕舞い~』上映&岩崎順子さん・溝渕雅幸監督のトークショーに行って来ました。
これ迄はあまり考えていなかった大切な人や自分自身の命の仕舞いかたについて色々と考えさせられる映画でした。
上映後にお二人が登壇されて 貴重なお話をナマで聞けた事に感激!
岩崎さんとは以前からFB友達でしたが今日が初対面という不思議な感じで握手させていただきました。
順子さんはやっぱり輝いていました!

写真は宮沢宏さんより
6日は息子さんと一緒に映画を観てくれた東京の太田賢孝さん、お心のこもった文を書いてくれました✨✨😃
映画「四万十」の上映に合わせて、岩崎順子さんと溝渕雅幸監督のアフタートークがあるというので、新宿に行って来ました。
映画は高知県、四万十川の岸辺で診療所を営む小笠原先生を追ったドキュメント。診療所での診察とともに在宅医療に取り組むなかで、看取りにも立ち会っている先生です。いのちのあり方、しまい方を考えさせられる作品でした。
中でも、自分が誤解していたことは“看取る”ということ。息を引き取るその場その瞬間に立ち会うということを言うのだと思っていましたが、生から死へとシフトしていく人生の最期の一時期を共に歩んでいくこと、緩やかに穏やかにその時を送る人の伴走者になるということ、それが“看取る”ということでした。
(映画の内容に触れます。)
ある患者さんの訪問診療を続けていましたが、もういよいよ死が近いという時、先生はご家族に「点滴を外しましょう」と言います。そして家族は一瞬の間を置いて肯きます。
先生も、本人も、家族も、死の前ではもう誰も無力。抗って死を遠ざけるのではなく、どのように受け入れ迎えるか、そしてその時は今だよと。それを静かに先生は伝えます。ずっと伴走者であった先生は、理屈は言いません。
背景に写る四万十川、川の流れは遡らないという当たり前の姿も重ねて見えてきます。
上映後、岩崎さんと監督の掛け合い。
岩崎さんの体験談は前に聴かせていただいていましたが、映画を見た後だと、新鮮な気持ちで、初めてお聞きするかのように心ゆすぶられました。
看取りは、亡くなりゆく人のためだけでなく、命を譲り受けその命と共にこれからも生きていく人のために、大切な何かになるのだと思います。
現実的には、お寺には亡くなられた後にお知らせがあることがほとんどで、「そろそろ亡くなりそうです」というような事前にお知らせがあることは稀です。
以前、法衣で病院に行って嫌な思いをしたこともあって、そういうお知らせを受けても「いま、残された時間を大切に」というようなことしか言えなくなっていました。
でも、今回は、僧侶としてそこに関わることの大切さ思い出させられました。
ひと言「私に何かできる事がありますか?お見舞いに伺っても構わないですか?」と訊ねることから始めていこうと思い始めています。



この3枚は、太田賢孝さんよりいただきました