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    心から心へ いのちからいのちへ         講演のお知らせや 皆さんからいただいた感想をアップさせてもらっています 人のご縁や自然の中で生かされていることをちょっと心を緩めて書かせてもらいますね 時空を超えて              
    台風12号 被害
    那智勝浦町 熊野川町 古座川町 本宮町 新宮市 田辺市 十津川村 紀宝町はじめ紀伊半島に大きな被害をもたらした台風12号
    テレビであまり報道されていないところも 大きな被害です
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    これは、那智勝浦町井関地区の 車の写真です
    カメラを向けることも、ここに写真を載せていいのかも迷ったけれど、お一人おひとりができることを考えていただくきっかけになったら嬉しいと思うので、載せました 
    実際は もっとひどい光景もありました 地元の方々にカメラを向けることができませんでした



    瓦礫や泥の撤去 大切なライフライン 電気 水道 道路 橋の修復 安心できる家の復旧 働ける場所の復旧 そして、時間とともに心の問題も大きくなっっていく

    膨大な作業には、とにかく多くの人の手が 今、そしてこれからも必要です
    きれいごとだけでは通用しない事柄が同時に起こります
    被害に遭われた方をサポートする方の 心のケアも必要です



    9月13日
    友人 I さんが住む井関地区に入れないと聞いていたけれど、同じ那智勝浦町の方が 時間によって近くまでは入れるようになっていると教えてくれた

    停電 断水 車も流されて床上浸水した友人夫妻と小学生のk君に会いに行きたかった でも、井関地区までは道が入れないことと そして、会いに行きたいのは自分勝手な気持ちで、行っても迷惑なだけなんじゃないかと、あふれてくる行きたい気持ちを抑えては辛抱していた
    いつ、道がつながるのだろう・・離れているからわからない・・つながり次第、走りたい

    台風被害のあった3日から、いてもたってもいられず・・・
    そんな中 親しい人が「自分は、阪神淡路大震災のときに、役に立たないかもしれないけれど行った 行ってよかった 自分が次に何をするかがわかった」と言ってくれた

    その電話を切った10分後、「ヨッシャ~もう我慢していないで 行こう」
    道が閉鎖されていて、もしI さんに会えなくても それでも とにかく行こう
    そして、他の方のお宅でもお手伝いさせてもらいたいと思い、那智勝浦町行きを決定

    向こうの状況がわからない 何を持っていったらいいんだろう・・
    とにかく、前の夜、思いつく物を袋に詰め込む
    水、栄養ドリンク、ティシュ トイレットペーパー 生理用品 
    1階はダメになっているから、普段 1階に置いている物
    台所用品とか お風呂で使う物とかなのかな・・・自分の家の1階を見渡し、探す
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    9月14日
    長靴、ゴム手袋 マスク 長袖、ジャージ スコップ タオル 雑巾 真っ暗な中でも、歩けるLEDライト
    いつでも すぐに着替えて働ける物を車に積んでスタート 
    社会福祉協議会のHPに、長靴をはくと靴擦れをすることがあるので靴下は厚めにと書いてくれている なるほど
    リュックに必要なものをいれて海南を出発 
    向こうに行くと、どのような状況かわからないから自由に動けるように 宿を決めずにとにかく出る

    いつも、紀南に行くときは、車の窓から海が見えて、すさみ、串本、古座と それぞれに違う海の色を眺めながら心が弾む
    でも、今回は「早く早く」と思うから、遠い、遠い まだ・・まだ
    こんなに那智勝浦が遠いと思ったのは初めて 

    那智勝浦までは、私の住む海南から田辺まで高速を使っても3時間以上

    すさみ 串本、古座川を 過ぎて 太田川流域を通過
    ふと見ると、大量の畳、家具、家が崩壊したものが山積みにされている
    きっと、地域の方とボランティアの方、自衛隊の方がここに運んでくれたのだろう
    川の氾濫で被害が大きかったことがわかる

    瓦礫にみえる山の中にも、思い出がいっぱいつまった写真や大切なものがあったんだろうな 

    自衛隊の車に沢山 すれ違う
    太田川をすぎると町中は、旅館やお店が営業していて普段のようにも見える
    けれど、家の中のものを外に出して洗って居る方々もいる
    場所によって被害がかなり違うらしい

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    井関地区は、国道から那智の滝のある青岸渡寺 那智大社に向かう坂道の途中にある地域
    道から那智山への道に入るところから、様子がガラリと違っている
    上からは、自衛隊の車が沢山 降りてくる
    横を見ると自衛隊の車や人がいっぱい

    狭い道を 運転して登ることに精一杯であまり見ることができないけれど、橋がメチャクチャに崩壊している
    瓦礫が流れてきていて 大きな岩がゴロゴロ メチャクチャになった車
    壊れたガードレール
    これが、那智山への のどかできれいだった道・・・
    車が、ずーっと連なって登っていく 

    井関地区が近づく 土ぼこりがすごい  
    車を停めて、友人の家まで歩いていく
    町中とは別世界 

    壊れた家、流れた家、そして車が道ばた、家の中、
    歩いていくと、友人が乗っていたブルーの軽自動車が・・(左から2番目)
    那智に行くたびに、この車に乗せてもらって、青岸渡寺や那智大社 彼女には那智勝浦のステキなことろに何度も連れてもらった
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    普段から つながりがある地域 名前を言うと「Iさんの家は、そこをまっすぐ行って・・・」と教えてくれる
    I さんの子どもが通っていた保育所を越え更に進むと何人かが外にいたので「Iさんのお宅はどちらですか?」と聞くと、その中のおひとりが友人の夫さん

    ご夫婦で「遠いところ、来てくれて」と、笑顔で迎えてくれる
    小学生のk君と家族3人無事をこの目で確認 Iさんとハグ ハグ 

    窓からお家の中に入ると、壁にココまで水がきたという線がついている
    1階は、床が一部外れ、泥が入り込んで断水なので、泥を出し切れないらしい

    ライフラインもストップ 停電 断水の生活が10日続いている

    当時は、想像できないくらいすごかったんだろうなというのがわかる

    I さん夫婦が 笑顔で話してくれる
    でも、私は無事な姿をみた嬉しさで、「あかん、あかん、今、嬉しさがいっぱい、いっぱいで、話してくれていることが頭に入ってこないよ~」と言う
    この中で、10日間よくがんばってきたなぁって声をあげて泣きたい気持ち 

    少し日に焼けた彼女は、「断捨離の本を読んでいたら、物を捨てて整理しようと思っていたら、いっぺんにみんな流れていったよ~。車まで。断捨離の本まで、流れていった~」「トイレもないから、夜真っ暗な中、外でするんよ」と話してくれた

    すぐ近くに、ご主人のご両親が住んでいる 
    山道なので、車は各自の生活必需品 両方のお家で合計5台の車が流されていったとのこと 

    被害に遭った後、Iさんのご実家 太地町に住むご両親が駅に車を置いて、遠い山道をを歩いて、お孫さんを迎えに来てくれたらしい ご両親とkくんとで、この山道を下りていったんだ・・・どんな気持ちで k君を見送ったんだろう k君も、どんな気持ちで山を下りたんだろう・・・お孫さんを迎えにきた太地のご両親も・・
    胸が痛い 2学期が始まったばかりの市野々小学校・・

    当たり前だと思っていたものが なくなったとき・・・

    山を下りると、もう真っ暗
    宿泊施設に電話して、空きがあったので泊まることにする
    波の音が聞こえる 水・・恵みの水でもあるのに、3月の津波 川の氾濫 いのちさえも奪っていく

    那智勝浦で会いたかった人の家を訪ねる
    大変なことになっていたら、働かせてもらえるように

    翌日は、kさんファミリーにもお会いできて、元気なお顔を確認
    嬉しい 本当に嬉しい 


    地区によっては、橋が崩れて入れないところもある
    道路の規制がある
    駅で給水してくれていた自衛隊の方に道路のことをきくと、すごく親切にしてくれる
    姫路からきてくれた自衛隊の人たち
    入れる道を探して、探して・・もうあきらめたとき 町役場の車をみつけ迂回路を教えう
    それで、ようやく会えた先生 ご無事を確認して、ほっとする 


    新宮、紀宝町、本宮もいきたかったのだけれど、全く時間が足りない

    被害はそれぞれ違っているけれど、体が無事で本当によかった よかった
    月並みな言葉だけれど、本当によかった それしかない

    行方不明の方が、ご無事でありますように 




    今、友人や知り合いが動いている 県内の人も 県外の方も
    避難所へ 炊き出しにいってくれる人
    泥だしのボランティアにいってくれる人
    物資を運んでくれる人
    イベントをして、募金を集めてくれている人
    曹洞宗の青年僧の方達は、毛布を500枚を 避難所などを回り配ってくれた
    現場に行けなくても、それぞれの場所で祈ってくれている人も とっても大きな力
    目には見えないけれど、心は必ず届いている 

    ボランティアに参加する 募金する 必要な物資をきいてセンターなどに送る 音楽ができる人は、歌って伝える
    自分が今、いる場所で祈る 座って気持ちを送る 言葉で伝える つらい方のお話をきく 背中を撫でる 隣にいる 心に寄り添う 現地に行けなくても自分の身近にいる人にちょっとだけ優しくする  

    どれも大きな力 

    ライフラインの復旧 建物 家の復旧 ニュースでの報道が減っても、今、途方にくれている方々が沢山います

    人の手が必要です
    足を運べる人も運べない人も
    募金できる人も 募金するお金がない人も
    それぞれに できる一歩

    行った人は、現地の方々に反対に力をもらって帰ってくる
    させてもらう側の人間が、多くの力と元気をもらってる
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    FC2blog テーマ:地震・天災・自然災害 - ジャンル:ニュース

    [2011/09/18 17:38] | 紀伊半島大水害  震災
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    ありがとうございました!
    岩本です
    自分たちの見えない風景を残してくれてありがとう。朝から晩までくたくたになるまでよく働きました。きょう1日が何事 もなく、迎えられることに感謝します!


    岩本様
    poku
    台風による大きな被害を受けた中でも、笑顔で迎えてくれてありがとう。
    9月以来、言葉に出来ないくらい大変な思いをしたと思います。何事もなく、無事に今日の終わりがくること、すごく有り難い事ですね。声を聞くことができて、嬉しかったです。


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